パソコンの勢いすら飲み込んだ携帯の歴史を考察

携帯会社の人間の金銭感覚はまるでバブルの頃と似ている

昨年来、私は通信の、取材を始めた。個人的にもかなりのモバイラーで、その世界に興味があったこともあるが、それ以上に携帯が興味深い展開をするのではないかという予感がしたのだ。しかし、最初に驚いたことは、携帯会社の世界が実に大雑把で、金銭感覚が普通ではないことだった。どこか、90年代初頭のバブルの頃と似ている。例えば、次世代携帯をやるのに1兆円の投資がかかります、という。

しかし、それをどうやって回収するのかとなると明快な回答がない。1兆円だけが一人歩きしてしまうのだ。基本料金をとってみても、3000円とか4000円の妥当性がどこにあるのかわからない。サラリーマン時代、クルマの会社で一円の単位でコスト削減をやらされてきた私には首をかしげたくなるような話だ。社会インフラだからおカネがかかるのは仕方ないという声もあるが、ホントにそうなのだろうか。そんなことを考えながら、次世代携帯のサービス開始に向けて各社の動きを追った。

その間にiモードがダウンするなど、これまでにないことが起こった。iモードの成功で、「日本が世界の携帯をリードする」だとか、「携帯を使ったITで日米逆転」だとかいう記事がマスコミを賑わすが、携帯・バブルに踊らされているのは日本だけではない。欧州では英国で次世代の許可を取得するために入札が行われ、ポンド札が乱れ飛んだ。設備に1兆円かかるといわれる次世代携帯だが、欧州全域をカバーしようとすると、権利だけで3兆円、設備で5、6兆円もかかるといわれている。米国の経済誌「ビジネスウィーク』(2000年4月17日号)も、コストが高すぎて次世代携帯が実現しない危険性もある、というアナリストの見解を載せるほどだ。
オンラインなら、iphone5s 予約も楽にできていいですよ。製品も先着順に発送してくれるし、かなりお手軽です。行列に並ぶより、パソコンの前での作業のほうが楽ですしね。


それが大衆的に普及したのは、ネットスケープやインターネット・エクスプローラなどのブラウザーが普及した95年頃のことだ。そして、もう一つパソコンの進化もこの時期に当たっている。95年にウィンドウズ95が登場し、パソコンが一気に大衆化した。その意味でも95年は、情報技術革命が大衆的に広がった元年だといえる。それからの技術革新のスピードは、まさに驚異的だった。

いわゆる、ドッグイヤーといわれるスピードだ。つまり、通常の7年分が1年の割合で進化している。その影響で、私たちの生活も激変し、生活が便利になった。そして、インターネットや携帯のお陰で、アクセス出来る情報の量が圧倒的に増えた。皮肉なことに、情報の山に埋もれ、消化不良を起こしているのも否めない。

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